国内・海外製造.

国内・海外製造

国内製造サービス

Liteco Projectsでは、シドニーおよび周辺都市圏の幅広い商業物件向けに、高品質な建具ソリューションを製作・納品しています。

NSW州ロックデールに製造オフィスを構え、社内の建具チームが最新のヨーロッパ製機械を用いて、お客様のプロジェクトに合わせた卓越した建具を製作します。

当社の国内製造・建具サービスの特長は以下のとおりです:

  • カスタマイズと精度: 熟練した建具職人が、正確な仕様に合わせてオーダーメイドの家具、造作、キャビネットを製作します。受付カウンター、造り付け棚、オーダーワークステーションなど、いずれも精度と空間へのシームレスな統合を実現します。
  • 効率的なワークフロー: 建具を社内で処理することで、外注に伴う遅延を排除します。チームは設計者やプロジェクトマネージャーと緊密に連携し、設計から設置までの流れを円滑にします。この効率性が納期どおりの完工につながります。
  • 品質管理: Litecoはすべての建具部材に対して厳格な品質管理を行います。耐久性のある材料を選び、仕上げに配慮し、各部材が全体の設計ビジョンに沿うよう徹底します。卓越性へのこだわりが最終成果に表れます。
  • コスト効率: 社内建具により、外注に関わる追加コストを最小化します。材料の使用を最適化し、無駄を削減し、その節約分をお客様に還元します。さらに中間業者がなく、当社チームとお客様が直接やり取りできます。
  • シームレスな統合: 建具は他の内装要素とシームレスに統合されます。電気設備から配管まで、建具職人が他の職種と緊密に連携し、統一感のある内装を実現します。この協働が調和のとれた機能的な室内空間を生み出します。

海外製造

Liteco Projectsでは、お客様の特定のニーズに応えるよう設計され、海外で最高水準の精度で製造されるオーダーメイドの建具ソリューションを提供しています。

当社は海外の建具メーカーと協働し、より大規模で複雑なプロジェクトを実現します。それらはその後、シドニーおよびオーストラリアの各都市で細心の注意を払って設置されます。

海外での建具製造がお客様とそのプロジェクトにもたらすメリットは以下のとおりです:

  • コスト削減: 国際的なサプライヤーから建具部材を調達することで、大幅なコスト削減を実現します。この削減により、品質を損なうことなく競争力のあるソリューションを提供できます。
  • 効率的な生産: 海外製造は生産プロセスを効率化します。当社の建具部材は専門的に製作され、お客様のプロジェクトのニーズに合わせられます。より大きく複雑な、または細部にこだわった部材を必要とするハイエンドプロジェクトに最適です。
  • 品質保証: Litecoは海外の建具に対しても厳格な品質管理を維持します。信頼できるサプライヤーと協働し、材料が当社の基準を満たすよう徹底します。この品質へのこだわりは、仕上げ、耐久性、全体の設計ビジョンとの整合性にまで及びます。
  • 納期の遵守: 国際的な生産能力を活用し、リードタイムを最適化します。効率的なサプライチェーンにより、建具部材が予定どおりに到着し、納期どおりの完工に貢献します。

特注製作は「図面の精度」で決まる

内装の中でも、特注の造作家具やステンレス工作物は、既製品では成立しない寸法や納まりを実現するための手段です。しかし出来栄えを決めるのは工場の技術だけではありません。現場の実測値、下地の状態、設備との取り合い、そして何よりも「誰がどの図面を見て製作するか」が最終品質を左右します。当社は、現場で測った数値をそのまま工場へ渡すのではなく、建具、電気、空調、消防の取り合いを整理した製作図に落とし、承認を得てから加工に入ります。

製作図には、仕上げ材の品番、板厚、エッジの処理、見付け寸法、開き勝手、蝶番とレールの型番、そして躯体への固定方法まで記載します。この段階で数を合わせておけば、現場での削り直しや再発注がなくなります。逆に、製作図が曖昧なまま加工を始めると、取り付けの段階で必ず干渉が出ます。

取扱う製作の範囲

  • カウンター、バー、レセプション、ショップフィッティング
  • 厨房まわりのステンレス作業台、シンク、棚、壁面パネル
  • 収納、下足箱、ロッカー、バックヤードの整理棚
  • 店舗のディスプレイ什器、可動式の陳列台
  • ソリッドサーフェスの一体成形カウンターと洗面台
  • 木製の建具、間仕切り、サイン用の下地

いずれの場合も、工場で完成させてから現場へ運ぶ「プレファブ」を基本とします。現場での加工を減らすことで、粉塵と騒音が減り、養生の手間も減り、工期が読みやすくなります。テナントビルでは、現場作業の時間帯が制限されていることが多いため、この進め方は工期短縮に直結します。

基材と仕上げの選び方

木質の基材は、用途によって使い分けます。湿気の多い場所には耐水性能の高い合板や、吸水膨張の少ない芯材を選び、厨房に近い場所ではステンレスやアルミの複合板を併用します。化粧板は、耐摩耗性と耐汚染性を優先し、飲食店では指紋が目立ちにくい艶消しの仕上げが実用的です。

ステンレスは、一般に三百番台の鋼種を用い、厨房では耐食性の観点から三百四番を標準とします。溶接後の研磨は、目粗し、中研磨、仕上げ研磨の順に行い、ヘアラインの方向を揃えることで、継ぎ目が目立たなくなります。溶接痕をそのまま残すと、腐食の起点になり、衛生面でも問題になります。

ソリッドサーフェスは、継ぎ目を接着して一体化できるため、汚れが溜まる隙間を作らずに済みます。ただし熱に弱いため、熱い鍋を直接置く用途では、耐熱性のある座金や別材のインレーを組み込みます。無理な形状は割れの原因になるため、曲げ半径には材料メーカーの指定に従います。

製作工程:七つのステップ

一、現場実測。躯体の寸法、レベル、通り、下地の状態、設備の取り出し位置を実測します。図面の寸法と現場は必ず異なるという前提で臨みます。壁の直角が出ていない場合、その狂いを吸収する納まりを設計段階で組み込みます。

二、製作図と承認。実測値をもとに製作図を作成し、意匠、設備、消防、管理会社の確認を経て承認を得ます。承認前の変更は図面の修正で済みますが、承認後の変更は材料と工数の追加になります。

三、試作と確認。複雑な曲線や特殊な納まりについては、部分的な試作を行い、強度、見付け、開き勝手を確認します。色味や質感は、実物のサンプルで確認していただきます。

四、加工。数値制御の切削機で部材を加工し、必要な穴あけと溝加工を済ませます。加工精度はプラスマイナス二ミリ以内を目安とし、突き合わせ部は特に慎重に扱います。

五、組立と検査。工場内で一度組み立て、寸法、直角度、可動部の動作、引き出しの収まりを確認します。ここで発見した不具合は、現場に運ぶ前に修正します。

六、搬入と設置。養生を行い、エレベーターや通路の寸法を確認したうえで搬入します。設置後は、水平、固定、隙間、建具の開閉を確認します。

七、引渡しと補修。使用上の注意、清掃方法、可動部の調整方法を説明し、消耗品の型番をお渡しします。引渡し後の軽微な調整には対応します。

精度と品質管理

製作の精度は、測定の精度に比例します。現場ではレーザー距離計と水準器を用い、同じ箇所を二回測って記録します。工場では、部材ごとに加工図と照合し、組み立て後に全長、対角、段差を検査します。カウンターの継ぎ目は、手で触れて段差を感じないことを合格の基準としています。

品質管理で見落とされやすいのが、搬入経路での傷です。工場を出る時点で完成していても、養生が不十分だと現場で傷が付きます。角当て、フィルム、段ボールによる保護を標準とし、搬入後に施主立会いでキズの確認を行います。

法規と安全に関する要件

ガラスを使用する場合は、安全ガラスの要件と、人が衝突する可能性のある位置での表示を確認します。手すりや柵の高さ、隙間の寸法は、建築基準と accessibility の要件に従います。カウンターの高さは、車椅子の利用を想定する場合、一般的な業務用カウンターより低い寸法が求められます。

防火区画を貫通する場合や、避難経路に面する建具を設ける場合には、防火設備としての認定が必要になります。厨房内のステンレスパネルは、清掃性と防火性の両立を求められるため、下地の不燃化と表面材の選定を同時に検討します。

工期とリードタイムの考え方

特注製作の工期は、製作そのものより前工程に時間がかかります。現場実測から製作図の承認までに一週間から二週間、材料の手配に一週間から三週間、加工と組み立てに二週間から三週間、搬入と設置に数日というのが標準的な流れです。輸入の化粧板や特殊な金物を使う場合は、さらに数週間の余裕を見てください。

工期を短くしたい場合に有効なのは、設計の早期確定と、標準寸法の活用です。寸法を標準モジュールに寄せることで、材料の歩留まりが上がり、加工時間も短くなります。逆に、施工直前の仕様変更は、材料の再手配と加工のやり直しを招き、工期と費用の両方に影響します。

コストを左右する五つの要因

  • 形状の複雑さ:曲線、段差、三次元の納まりは工数を増やします
  • 材料のグレード:耐摩耗性の高い化粧板、厚みのあるステンレスは単価が上がります
  • 数量と反復性:同じ部材を繰り返し製作するほど単価は下がります
  • 現場条件:搬入経路、作業時間の制限、養生の程度
  • 検査の厳しさ:承認図の段階数、立会いの回数、補修の範囲

見積りを比較する際は、総額だけでなく、何が含まれているかを確認してください。搬入、設置、養生、廃材の処分、そして引渡し後の調整が含まれているかどうかで、実際の負担は大きく変わります。

よくあるご質問

既製品ではだめなのはどんな場合ですか。天井高や壁の通りが一定でない物件、設備との取り合いが複雑な厨房、ブランドの見え方を厳密に管理したい店舗では、特注のほうが結果的に安く収まります。

工場製作と現場製作のどちらが良いですか。原則として工場製作をお勧めします。精度が安定し、粉塵と騒音が少なく、工期も読みやすくなります。現場では、取り付けと微調整のみを行います。

数量が少なくても対応できますか。一点物のカウンターや什器でも対応します。ただし、材料の最小ロットと段取りの都合で、数量による単価差は大きくなります。

メンテナンスはどうすればよいですか。化粧板は中性洗剤と柔らかい布で拭き、研磨剤は使いません。ステンレスは繊維の方向に沿って拭き、塩素系の洗剤は腐食の原因になるため避けてください。

保証はどのくらいですか。製作上の不具合については、引渡し後一定期間の保証を設けています。可動部の金物は、使用頻度による消耗があるため、交換部品の型番をお渡しします。

図面がまだ固まっていなくても相談できますか。はい。むしろ早い段階のご相談のほうが、納まりの選択肢を増やせます。平面図と簡単なスケッチがあれば、概算と工期の目安をお示しできます。

よくある失敗と当社の対策

手直しが必要になった案件の原因は、驚くほど似ています。一つ目は、現場で開けた穴から水が浸入する事例です。穴の縁を封止していないと、水分が芯材に沿って広がり、数か月で膨れます。当社は開口をすべて工場で加工し、縁を同材で封止したうえで防水処理を行い、現場では接続のみとします。

二つ目は、ステンレス水槽と天板の溶接部に発生する錆です。溶接後の酸洗いと不動態化処理が不十分な場合、あるいは塩素系洗剤の使用が原因です。当社は研磨後に酸洗いと不動態化を行い、引渡し時に使用できない洗剤の成分を明記します。

三つ目は建具の反りです。湿度変化の大きい環境で、伸縮の逃げを取らない場合や、内部骨組みの間隔が広すぎる場合に発生します。骨組みの間隔を建具の高さに応じて設定し、四周に呼吸できる隙間を設け、湿気の多い場所では防湿芯材を用います。

四つ目は引き出しレールの破損です。業務用では開閉回数が家庭用を大きく上回るため、一般のレールは早期に摩耗します。使用頻度に応じて業務用グレードを選び、定格荷重を明示して過積載を防ぎます。

近隣の工場で製作する理由

近隣製作の利点は納期だけではありません。現場再測、製作図のやり取り、サンプル確認、設置調整には対面の往復が必要で、時差を挟むと修正のたびに一週間待つことになります。近隣の工場であれば二十四時間以内に現場を再確認でき、問題をその日のうちに調整できます。

もう一つの利点は責任の所在が明確なことです。設計、製作、設置を同じ体制が担うため、問題が起きても互いに押し付け合うことがありません。施主にとっては、窓口が一つ、保証責任が一つ、解決までの道筋が短いことを意味します。

当社は加工記録を保管しています。材料のロット、加工条件、検査結果、設置写真を残し、将来の増築や修繕、仕様変更の際に活用します。保険の請求時にも根拠資料になります。引渡し時にこれらの資料をまとめてお渡しします。